診療報酬不正請求とか四谷学院とかビリギャルとか

      2016/05/24

 

ここのところバタバタしていたため、更新が滞っておりました。やはり開設1ヶ月半程度の若輩ブログですので、ちょっと更新が滞るとあっという間に来て下さる方の数が減りますね。最近少しPV数も増えて来て調子に乗っていましたが、まだまだ未熟であることを痛感しました。仕方ないのですが、できるだけ頑張るのみです。

 

そんな中、なかなか記事こそ書けなかったものの、色々と考えさせられる出来事が集中して起こりました。そしてそれは、まさに今の自分にとって非常に教訓的な部分があるのではないかと考えています。そこで今回ですが、SFCやマイルそのものの話からは多少離れて、少し真面目にその辺りの話をさせていただこうと思います。

 

 

診療報酬不正請求

 

つい先日、こんな事件がありました。

 

この事件が騒がれ始めた当初は匿名報道(ネット上では実名が晒されまくってましたが)でしたが、既に実名報道になっていますね。とうとう脇坂英理子容疑者(37)が診療報酬不正請求の容疑で逮捕されたようです。写真等は著作権の関係で載せませんので、上の記事や下のNAVERまとめをご覧ください。

 

正直、この事件の前まで私は彼女の存在を全く知りませんでした。どうやら「ド派手な私生活を送るセレブ女医」を売りにするタレントのようですね。ちなみに、私はこういう方たちは医師だと思っておりません。医師免許を持ったタレント、という理解です。臨床はそんなに甘くないですよ。先生と呼ぶのも烏滸がましい。

 

それは良いとして、今回の目的は別に彼女を攻撃することではありません。そもそも彼女のことをよく知りませんしね。やったことが事実であれば批難されてしかるべきですし、それ相応の罰を受けるべきですが、私にとって彼女を攻撃することなど時間の無駄以外の何物でもありません。そういったことは、彼女のオフィシャルブログにわざわざ罵詈雑言を書き込んでいらっしゃる方々にお任せします。良い悪いは別として。

 

ただし、彼女が行なった不正内容について考えることは、非常に大切なことだと思います。どういう点が不正なのか?何故そんな不正をしてしまったのか?ということで、今回私が注目したいのは、この診療報酬の不正請求というものになります。

 

そもそも、診療報酬とは何でしょうか?日本では国民皆保険制度が採用されており、保険診療の範囲内であれば原則3割負担で国民の誰もが医療を受けることができます。すなわち、残り7割は公的医療保険から支払われることになるわけです。簡単に言うと、税金ですね。

 

逆に医療者側は、診療行為を行うことでその対価としての報酬を得るわけですが、この国民皆保険制度の元では自分たちで好きなようにこの報酬を決定することはできません。診療報酬点数表というものがあり、事細かに報酬額が決まっているのです。これは日本全国どこに行っても一律で、研修医が診ようが教授が診ようが、やぶ医者が診ようが名医が診ようが、全く変わりません。これが診療報酬になります。

 

ですので、医療者側が報酬を得るためには、「こういう検査をしました」「こういう治療をしました」という申し出を行い、診療報酬を請求する必要があります。これをレセプトと言います。医療機関はこれを毎月作成し、診療報酬を請求しています。そして、この審査に通ることで公的医療保険から医療機関に報酬が支払われるわけです。

 

ただし、請求すれば全てその通りになるわけではありません。レセプトは行政機関で審査されるのですが、「何故この病気でこんな検査をしたの?」「この治療ではこれは必要無いでしょ?」といった感じで「切られ」てしまうこともあります。この場合は「持ち出し」と良い、結局はその分の費用を医療機関が丸かぶりすることになります。

 

さて、ここまでの話で何となく診療報酬の不正請求がどういったものであるか、分かったのではないでしょうか。そうです、実際には検査や治療を行なっていないのに、さもやったかのように装ってレセプトを作成して診療報酬を請求する不正行為、になります。冒頭の記事に戻って、不正内容を引用すると、

逮捕容疑は2012年11月上旬~14年9月上旬、脇坂容疑者が院長だった千葉県船橋市と東京都目黒区のクリニックで、実際には行っていない治療をしたように装い、千葉県内と都内の8自治体から患者14人分の診療報酬計約155万円をだまし取った疑い。

 

と書いてあります。要するに、架空の患者をでっち上げて病名を設定し、それに対して診療行為を行なったことにして診療報酬を不正請求した、ということですね。これがどこから支払われたか?言うまでもなく、国民の税金から支払われたわけです。

 

ここで、この不正請求の件を改めて見つめ直しみると、人間の嫌な部分がありありと浮かび上がって来ます。それは、

  • 最終的に自分さえ良ければ良い
  • そのためには嘘をついても構わない(汚い方法も厭わない)
  • 結果的に他人が迷惑を被ろうが知ったこっちゃない

というものです。彼女は糾弾されて然るべきです。実際にこれを行動に移してしまったのですから。しかし、実行するかどうかは別として、このような気持ちが自分には微塵も無いと断言できるでしょうか?この件に関して考えるうちに、私はそんなことを考え始めました。

 

 

四谷学院

 

ほぼ同時期に、次の話題に出くわします。そして、こちらでも似たようなことを考えさせられることになるのです。元ネタはまたまたヤフー・ニュースです。

 

こちらもNAVERのまとめ記事を載っけておきますね。

 

四谷学院と言えば、「なんで、私が東大に!?」や「55段階個別指導」で有名な大手受験予備校ですね。

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CMも特徴的ですので、知っている方も多いかと思います。その四谷学院が、この2月初旬から流し始めたCMが波紋を呼んでいるようなのです。

 

「なんで、私が東大に!?」というフレーズからは、「学力が低い状態からでも、難易度の高い大学に入れます!」ということを売りにしていることが伺えます。ですので、この観点からすると、「よりスタートラインが低く、よりゴール地点が高い者がいれば最高の宣伝になる」と考えるのは必然でしょう。

 

偏差値29と聞いて、皆さんはどう思うでしょうか。刷り込みとは恐ろしいもので、これだけで「成績が悪い」と連想してしまう人が大多数かと思います。しかも、「相当悪い」と。「よりスタートラインを低く」見せるには最適な表現なのです。

 

しかし、偏差値というのはあくまである集団内における偏りを表す数値ですから、母集団の定義によって変化する相対的な数値に過ぎません。比較対象によってどうとでも変わって来る数字なのです。ですので、この数値だけで何かを判断することは不可能、と言うよりも無意味なのです。

 

翻って、このCMで言っていることを端的に言うと、

  • 偏差値29からスタートした
  • 最終的に北大医学部に合格した

の2点です。これだけ見ると、「へー!偏差値29の落ちこぼれが北大の医学部に受かるなんて、四谷学院はすごいな!」と思えるかも知れません。実際、放映開始当初はネット上で四谷学院を賞賛する声で溢れかえっていたようです。四谷学院からすれば、思惑通りですよね。

 

しかし、3月4日にtwitter上である事実が指摘されてから、潮目は変わります。それは、「この学生が東大寺学園出身であった」という事実です。実は、私の同級生にも東大寺学園出身者が何人かいます。変人が多いですが、優秀は優秀です。そして、「高校偏差値ナビ」というサイトで東大寺学園を調べてみますと、

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「偏差値72」と書いてありますね。東大寺学園は全国有数の進学校です。こうなると、そもそも「偏差値29」って何基準?という話になって来ます。もともと何となくあった「偏差値29は相当成績が悪い」という固定観念が、この情報1つで脆くも崩れ去るわけです。

 

もちろん、彼が東大寺学園出身とは言っても、本当にものすごく成績が悪く、北大医学部に受かるのは夢のまた夢だった可能性は否定できません。ですので、私は別に一概にこのCMを批判するつもりもありません。ただ、「東大寺学園出身」というワンフレーズのみで、情報の意味が大きく変わってしまうのです。そして、それは四谷学院側も当然分かっていたでしょう。

 

この話から浮かび上がる人間の汚いところは何でしょうか?それは、

  • 都合の悪い情報は極力隠しておきたい
  • 結果的に自分にとって都合の良いように情報操作したい

ということです。この件、確かに診療報酬の不正請求とは違って、嘘は言っていないし犯罪行為でもありません(ただ、もし嘘であれば、景品表示法違反に問われる可能性はあるようです)。でも、その根底には、診療報酬の不正請求と同じような気持ちがあるように思えるのです。診療報酬不正請求が直接的・積極的な騙しだとすると、「自分たちの損になる情報は隠しておこう」というこの姿勢は、間接的・消極的な騙しと言えるのではないでしょうか。

 

 

ビリギャル

 

四谷学院に関連して、私は全然興味が無くてそもそもビリギャル自体よく知らなかったのですが、どうやらこの「ビリギャル」とやらも過大広告だったようですね。

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中身は読んだことはありません。ただ、この表紙が全てでしょう。だって、表紙を読むだけで

  • 学年ビリ
  • 1年で偏差値を40上げた
  • 最終的に慶応大学に現役合格した

ことが分かってしまいます。「へー!学年ビリでも慶応に受かるんだ!しかも偏差値40も上がって!すごいなー」といったところでしょうか。でも、四谷学院の話で既にカラクリは話しましたので、これもこの情報だけでは何も言えないんですよね。とりあえずこちらもNAVERまとめです。

 

まず、一番びっくりしたのが、そもそも表紙の女の子が本人じゃない、ってことです。今でこそホームページには、

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こんな感じで「Model:石川恋」と書いてあるようですが、「学年ビリ」「ギャル」のイメージに合わせてモデルを用意したわけですね。言葉だけでなく、視覚からもそのイメージを読者に刷り込んでいるわけです。なお、実際の本人はこんな感じのようです。

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本人が左で、右がお母さんだそうです。でも、最初からこの本人が表紙だったら、かなり信憑性落ちたんじゃないでしょうか。どう見てもモデルほど「学年ビリ」「ギャル」に説得力があるとは思えません。あえて明記せずに本人でないモデルを立てた辺り、むしろ四谷学院以上に積極的に騙そうとする意思を感じてしまいます。

 

また、相変わらずの議論ですが、この女の子が「どこの学校に所属しているのか?」によって、「学年ビリ」が持つ意味も大きく変わって来るわけです。偏差値40に関しても同様ですね。これ以上は繰り返しになるのであまり詳しく踏み込みませんが、基本的には四谷学院とほぼ同等といったところでしょうか。まあ、正確には、四谷学院の方が後なので、こちらが先駆けなわけですが。

 

 

原点回帰

 

こういった類の記事を読んで色々と考えているうちに、「テラヤマアニ」様が書かれた記事を振り返って、何故自分がこんなにもモヤモヤした気持ちになっていたのかがハッキリ分かりました。それが、この記事です。

 

これを読んで、ハッとしました。「ああ、なんだかんだ言って、自分もこういった人たちと根本の部分では似ているんじゃなかろうか?だから、こんなにもこれらの記事に嫌悪感を抱くんじゃないだろうか?」同族嫌悪、というやつでしょうかね。そんなことを感じたのです。

 

もちろん、犯罪を犯したり、意図的に悪意を持って騙したりなんてしたことありません。それは断言できます。それどころか、なるべく有用な情報を書くように心掛けていたつもりではあります。特に、SFCに関する記事に関しては、その辺りをしっかりとクリアできていたのではないかと自負しています(まだまだ情報量的には全然足りませんが)。

 

ただ、殊マイルやポイントサイトの話となると、「初心者に優しく」「他の人に分かり易く」「みんなのために」とは言っていても、やはり結局は自分の利益を焦っていたのではないかな、と。まだブログを開設して1ヶ月半の未熟者が、そもそもマイラーとしても初心者にも関わらず、そんなに焦ってどうるすんだ、と。そう思い知らされたわけです。

 

そりゃあ、開設してまだ1ヶ月半の未熟ブログなんて、信用度が低くて当たり前ですよね。実社会と違ってネットなんてより匿名性が高いわけですから、その中で信用を得ようと思ったら並大抵ではないはずです。なのに、そこをすっ飛ばして自分の利益を追求しようとしてしまうからおかしな話になってしまうわけです。

 

と言うわけで、ここ数日潜伏しておりましたが、その間はそんなことを考えながら日々過ごしておりました。そして、それ自体は自分自身の嫌な部分を見つめ直す作業のようでなかなかに辛いものがありましたが、おかげさまでこのブログの原点を思い出すことができたと思います。

 

このブログは、

ANA初心者が2016年中のSFC取得を目指すブログ

です。1にも2にも、これが全てです。ですので、引き続きこちらに関して、自身の勉強したことやそこから考察したこと、実際に体験したこと等をありのままに皆さんに伝えていければと思います。そして、これが原点であることを決して忘れないようにしたいと思います。それこそが、このブログの存在価値ですから。

 

ただ、それはマイラーとして活動しないということではもちろんありません。しかし、マイラーとしての記事を書く際には、基本的には自身が率先して体験し、有用だと思える情報を提供していくようにしたいと思います。マイラーとしても超のつく初心者ですので、そんな私が自身で体験もせずに推測で語ることなど、諸先輩方からすれば屁のつっぱりにもなりません。優れたサイトはいくらでもあるのですから。そもそも信用も得られないでしょうしね。

 

ただ、そんな私の情報でも、実際に体験したことであれば、成功談であれ失敗談であれ、生きた情報として利用価値はあるはずです。なので、まずはとにかく自身の体験を積み上げ、参考にして貰える情報を増やしていきます。あらゆる情報を、全て包み隠さず提供します。以降は、皆さんの求めていること、期待していることに応えられるような記事を書いてまいります。その上で、こういった経験が積み重なって増えて来たら、そうしたら次のステップに進むことを検討しても良いかなと、そんな風に思います。

 

ということでして、皆さんからすれば「結局何だったの?」という感じかも知れませんが、私にとっては1つの大きな転換点になった気がします。何かが大きく変わるわけでは無いでしょうが、こういった気持ちで今後はブログ運営を行なってまいりますので、引き続き今後ともよろしくお願いいたします。そして、テラヤマアニ様、塩を送っていただき、本当に有難う御座いました。今回は以上になります。

 

 

 

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